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ピアノの練習、保護者はどこまで関わる?

「練習が大変」というお悩み

ピアノを習い始めたお子さまのいるご家庭でよく聞くのが、
「とにかく練習が大変!」
というお悩みです。

ピアノは、自宅での練習が必要な習い事です。毎週課題が出て、それを家で練習し、レッスンで弾いてアドバイスを受ける。

このサイクルを繰り返すことで上達していきます。

教室によってレッスン回数や時間は異なりますが、例えば年間36回、1回30分のレッスンだとすると、1年間の総レッスン時間はたったの18時間。

1日24時間よりも短いのです。

では、自宅で毎日15分練習したとするとどうでしょう。
年間の練習時間は、約91時間になります。

もちろん、365日毎日練習するのは難しいというご家庭も多いと思います。
それでも、レッスン時間の18時間と比べると、大きな差が生まれることがおわかりいただけるかと思います。

教室によって異なる「保護者の役割」

実は、この自宅での練習に対して保護者の方に求められる役割は、教室によってかなり違います。

大きく分けると、
「保護者の方も一緒に教えてあげてください」
という教室と、
「保護者の方は練習のお声がけだけで大丈夫です」
という教室があります。

どちらの場合でも、小さなお子さまが生活リズムの中に練習時間を組み込むためには、保護者の方のご協力が必要です。

練習時間を確保するために声をかけていただいたり、ピアノを用意して練習環境を整えていただいたり。

こうしたサポートは、どちらの教室でも必要になります。

しかし、その先、どこまで練習に関わるのかには、大きな違いがあります。

保護者が「先生役」も担うタイプ

「保護者の方が教えてあげてください」という教室では、

  • 新しい曲の譜読みを一緒に行う
  • 音やリズムの間違いを保護者が指摘・指導する
  • レッスンでのアドバイスを家で再現して教え直す

といったように、家での練習の際、保護者の方がつきっきりで対応することが多くなります。

以前、別の教室から移ってきた未就学児の生徒で、先生が楽譜に書き込んだ内容が、本人向けではなく大人向けになっていたことがありました。

幼児向けであればひらがなで書くことが多いと思いますが、その楽譜には難しい漢字も使われており、細かい指示がたくさん書かれていました。

ところが、本人はその内容をまったく理解していませんでした。

このような場合は、保護者の方が楽譜の内容を理解し、それをお子さまに伝えながら練習することが前提になっていると考えられます。

保護者は「見守り&応援役」に徹するタイプ

一方で「お声がけだけで大丈夫です」という教室では、保護者の方には温かく見守る役割をお願いします。

  • ピアノの前に座る習慣をつけるための声かけ
  • 細かいミスを指摘するのではなく、弾けたらたくさん褒める

技術的な指導や疑問の解決はすべて講師に任せていただき、ご家庭ではお子さまが楽しくピアノに向かえる雰囲気づくりを中心に行っていただきます。

当教室の考え方

当教室は後者の考え方で、「練習したくなる環境づくりとお声がけ」を保護者の方にお願いしています。

レッスンでは、お子さま本人が理解できるよう説明します。

そして、「家で弾いてみてわからない所が出てきたら、次のレッスンで『ここがわからなかった』と教えてね」とお話しています。

保護者の方にはもう一人の先生になっていただくのではなく、お子さまにとっての一番のファンとして、ピアノを頑張る姿を応援していただきたいと考えています。

そのため、なるべく早く自立した練習ができるように指導しています。

どちらが正解というわけではありません

ピアノ教室にはさまざまな指導方針があり、どちらが良い・悪いということではありません。

保護者の方が練習にしっかり関わるスタイルにも良さがありますし、講師に技術的な部分を任せて、保護者の方は見守るスタイルにも良さがあります。

ご家庭の環境やお子さまの性格に合った教室をお選びいただくことが、長く楽しく続けるためのポイントです。

ぜひ教室選びの際に、こうした点も確認してみてください。